バージョン1.x代の頃から長らく愛用しているAzPainter for Linuxで、すごいことにバージョン3.0が出たのでなんとなくのそれ語りです。
全体的にAzP2(Windows)みたいになったなぁと
- 水彩ブラシの白混ぜオプションが特にそれ
- ドットペンや指先などがブラシのモードではなくツールボックスからの選択になった
- 全体縮小でレイヤが統合されてしまう
AzPainterBとの統合みたいになるというアナウンスがあったけど、確かにブラシのカスタム性をそのままにB寄りに、v2みたいにブラシウィンドウに全部入れなくてもいいよみたいになってる。
聞き捨てならない良点
- 後から編集できるテキストレイヤ
→すごい。 - スプライン筆圧曲線
→インク溜まりっぽい筆圧が作れる。(画像後述) - フルカラー画像ブラシ
→すごい。草とかワンストロークで描けそう。
→混色は無理だけど筆圧サイズ濃度共に動くので指先ツールよりも柔軟に使える印象。 - 登録ブラシ(キー当て可能)が5個に増えた
→v2でこれ欲しくてソースコードひたすら眺めてたくらい欲しかったやつ……!!! - GIF保存対応
→地味に「v2GIFセーブ無いなぁ」と思ってた。 - ツールをブラシリストに保存しておける(設定を固定してピックアップできる)
→グラデパターンが100本以上ある時によく使う1つだけをブラシリストに突っ込んでおくなどで、探す手間がなくなる
→その上、登録したそれさえもキー登録できるので……つまり……!!
←スプライン筆圧がこれ。今までテクスチャでごまかすしかなかったボールペン等のカスれ感が作れる。
筆速検知がないので擬似的にインク溜まりが作れるのは地味に嬉しい。
あと画像ブラシも頑張ればこういうガチ油彩にならなくもない……けど画像を用意するのが地味に大変かもしれない。
画像ファイル名を「_c_」で始める必要がある。
テクスチャとブラシ画像の形状で上手くやればすごいやつに化けそうな気がする。
そのほか
- ブラシパラメータの順序が変わっているので意外なやつが真下にあったりする。
- 水彩の調整パラメータが1つ減って効果が分かりやすくなった
→水彩で描画色割合0にしたペイントナイフ風のツールは作れるので安心した。 - apdデータの仕様が違うのでv2とv3で同じデータを掛け持ちできない
→PSDで‥‥という手もあるが(v2の階層破棄保存をチラ見) - 拡縮のアルゴリズムが増えた
- カスタムカーソルが白黒透→フルカラーになった
- アルファマスクの選択がプルダウンではなく連打かボタン直押しになった
- 外観設定が設定ダイアログではなくaz-mlk-style.confの編集になった
- 線がちょっとなめらかになったような……(気のせい?)
最初に挙げた点で全体縮小でレイヤが統合されてしまうことが個人的にかなり痛いなと思ったけど、選択編集でレイヤ維持しつつの拡縮は相変わらずできるのでまぁ……AzP2をもう一回使うような気持ちでいればそれ以外の点でリターンがおつりを抱えてやってくる感。
と思ったらブラシ設定の保存に謎挙動があり切り替えて戻ってみると線がガバふとくなってたりしてキー多用派は瀕死になった。
UIにボタンやアイコンものが増えたので若干なんだこれわ……となるけどv2使ってればまあ大丈夫でしょう。
おわり
総評……と言うほど比較したりあちゃこちゃ言うつもりはないんだけども、
すごい機能の代わりに失われたものがいくつかあるアプデなのでv2と適宜使い分けするつもりでいます。
ひたすら手描きやってたい時はv2、文字入れとか装飾とかやりたい時はv3、って感じかな?
ところで作りかけのチュートリアルサイトがあるんだけど……どうしよう……………?
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