ここは肌だから肌色、影がついてるから暗い色、反射、目はこの色、服はこう……みたいな、
どこにでもあって、たまたま自分の理想とそっくりのマネキンを拾ってきて服だけ着せたような、そういう生きもの感とは程遠いものばかりになったと思う。
リアルっぽさとか絵としての綺麗さはそれなりに探してきたつもりなのだけど、それは綺麗な作り物を作るテクでしかないわけで、「そのキャラクターらしさ」を全く表現しようとしてなくて、想像の中で近づいて触ることができるかどうか?と問うてみると、できない。
全ての絵にそんな熱量使ってたらくたびれてしまうだろうけど、あまりにもサボりすぎたというか、ガワの綺麗さばっかり探して執念でものを描くことを忘れてしまっていた。
……というのを、この絵を描いて、描き終わって寝て起きた後ぐらいに、気づいた。
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