2017年10月16日月曜日

ガラスペンを使ってみたの話


Inktoberの絵が時間カツカツであんまり順調ではない.con°Fです。

ペン画をやるにあたって丸ペンとミリペンを使用していまして、他にもGペンもあるんですけど、つけペン類で予てより気になっていたガラスペンを入手したので その使い心地を絵描き視点? からレビューしてみたいと思います。


ガラスペンて何

そのままです。ガラスで出来ているペンのことです。
丸ペンやGペンと同じくインクにペン先を浸して使う、いわゆるつけペンの一種です。
軸から先端まで全部ガラスで出来ているものもあれば、先端だけガラスで出来ているものもあります。軸とペン先が別々になっていて割れても付け替えできるようなのもあります。

僕が入手したのは800円くらいの木軸タイプで、ガラス軸だと3000円くらいするっぽいんですが、軸折れたらどうすんねんというオゾましさがあるのでお試ししたい人は木軸一択です。
でもすごい綺麗なんですよね、ガラス軸の方が。 持ってて楽しいのはきっとそっちです。

扱いとか

怖い!
とにかく落としたりしないよう気をつけてます。
軸が四角とか三角だったら転がって自滅するようなのが無くていいんだけどなあ・・・。

使い方は普通にインクにペン先半分くらい浸して、付きすぎた分をボトルの縁で落として、描く。 そんな感じ。 ほとんど丸ペンとかと変わらないです。

お掃除はインクのついた部分を一度水に浸してティッシュとかで拭き取るだけです。 インクを保持するためにミゾがついてるんですが、そこに挟まったインクがなかなか一度では取れない。 インクが乾くとなおさら取れないので、頻繁に掃除しながら描くのがオススメ。

力入れて拭くと折れるのでは...という恐怖はあんまり拭き取れないです。残念ながらね。

描き心地

これくらいの長さは無回転でも一気に書けます
ところで英語ってどういう字が綺麗な字といわれるんでしょう?

ボールペンや鉛筆よりもガリガリとしていて、向きを間違えてる丸ペンよりはスムーズ、そんな感じ。
これの一番の良い所は、全方位に動かしても大丈夫だという所です。 つまり丸ペンとかの、ペン先の向きを調整しないと引っかかって描けない というのがありません。なので文字もスラスラと書けます。

筆圧はあまり太さに影響しません。
構造上、紙に染みて減ったペン先のインクはミゾを伝って補充されるだけなので、素早く描くほど線が細くなります。 筆圧でペン先の開き具合が変わる丸ペンやGペンとは全く違います。

そして片側のミゾに入っているインクが減りきると線が掠れますが、少し回転させるとまた綺麗に描けるようになります。 こまめに回転させながら描くといいようです。

基本的にインクをつけたばかりの時が一番太くてインクの出がすごいです。
あまり調整できるものでもないので、線画をしたい時には向いていません。
全方位可能なので丸ペンでは描きにくい円や一定の太さで描きたいモノなんかは・・・。 いや、それでもミリペンには負けてしまうかも?

なので、このペンはどちらかというと気軽にペン画を楽しみたい人向けかもしれません。
ペンとインクと紙さえあれば好きなだけ描ける・・・というのは万物に共通していますが、それでもミリペンよりコスパが良いのは確かです。
丸ペンと違って向きや引き方のコツを気にしなくてもいいし、ボールペンと違って予期せず出が悪くなってしまうみたいな障害もありません。
インクを浸したり拭いたりする点や落としたら死ぬような画材に気軽さが生まれるのかどうかっていうのは個人の問題です・・・。

インクの消費がすごい気がするので、ペン画用インクよりも墨汁みたいな安価なインクのほうが気兼ねなく描けます。 薄めて使えば濃淡のある絵が出来るかもしれません。 ペンの掠れ具合を風合いとして楽しめる人にはオススメです。というか楽しませてくれる感じです。

筆と違ってつけたインクがすぐに落とせるので、水彩や水墨画にも使えそうです。

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